やまきちについて

どうすればもっと美味しくなるのか?

25歳の時に料理人を志してから、常に美味しさを追い求めてきました。

それはパン屋になった今も変わりありません。

いつの日か最高に美味しいバケットが焼けたらいいな、パンの神様に微笑んで

もらえたらいいなと思いながらパンを焼いています。

美味しさの要素とは何でしょう?

素材 

国産小麦、有機農法、地産地消、天然酵母?それらにこだわれば美味しいパンが

焼けるのでしょうか?もちろんたくさんの試行錯誤の結果それらの素材を

使うことは多くありますが、初めに言葉ありきではありません。外麦をつかうこと

もありますし、砂糖はスーパーで購入できるものです。

美味しさはイメージを形にすること

  素材の持つ個性と、私の中にあるパンの美味しさのイメージを形にしたいと思っています。共通して言えるのは味覚としての美味しさよりも体にすっとしみるような水のような美味しさを目指しています。

   食パンは毎日食べるパンです。味覚としての美味しさをめざすならば、食べたときにはっきりとわかる甘さがあれば、ひとは美味しいと感じます。甘さとのバランスをとるために塩味も強くなります。

   けれどもそのように味覚に意識が向くような味付けは私の求めるところではありません。塩味の基本量は市販のパンの20%控えめです。

甘くなく、しょっぱくもなく、ただ身体に静かにになじむような。思い返せば「ああ、おいしいな」と感じていただけるそのようなパンを目指しています。

   シンプルであること、身体にやさしいこと、子供に安心してたべていただけること

   考えずともおいしいなと思っていただけること

   一つ一つ手作りで思いを込め、皆様の食卓に笑顔があるならば、